パソコン3R推進協会
2004(平成16)年にパソコン3R推進センターという名前で設立され、2009(平成21)年に一般社団法人パソコン3R推進協会と改められた組織です。この協会が発足する10年ほど前に、各産業製品の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の促進を図る方策として
「資源の有効な利用の促進に関する法律」という法律が作られましたが、そのより具体的な運用指針として、経済産業省が使用済みパソコンの回収や再資源化に関する省令を2003(平成15)年に出し、パソコンメーカーに対して家庭用パソコンの回収及び再資源化が義務付けられました。その仕組みを円滑に運営する為にあるのが、この推進協会という訳です。
このリサイクル方法を利用する場合は、基本的に自分の住まいの近くにあるパソコンメーカーか、回収業者に依頼して回収してもらう事になります。また、このパソコン3R推進協会に問い合わせをした上で、郵送で指定の回収センターに送る事も可能です。回収料や処分に必要な料金は各メーカーごと、更にパソコンの機種ごとに違いますが、2003(平成15)年以降に発売されたパソコンのうち、PCリサイクルマークのついている者については処分の際に新たに料金を払う事なく手続きをする事が出来ます。それというのも、このPCリサイクルマークのあるパソコンについては、販売価格にリサイクル料を含めるという形をとっている為です。
最後に注意点ですが、このパソコン3R推進協会が取り扱っているのはあくまでパソコン本体及びディスプレイだけです。プリンターやスキャナーといった外部機器は対象外ですし、機能や形が似ていてもゲーム機やワープロ専用機は取り扱えません。